ドラ研究人生ニチニチ記

黙々と実験し淡々とイギリスで生活する中で人生をより楽しくするための悪あがき

2019年10月9日(水)

今日はガチで実験の日だった。論文のリバイス(もどき)のためだ、仕方ない。今までのビボ実験ばかりやって来ているが、そもそも、ネズミ掛け合わせも時間がかかるし、実験を仕掛けてからネズミをさばくのにも時間がかかる。やり直しは時間ロスが多く面倒くさいので「極力失敗しない」をモットーにしている。たまに疲れてくると大門未知子ばりに「私失敗しないのでー」とつぶやいたりもしている。多重蛍光フローサイトメーター解析をよくするのだが、追っている細胞群は1個体に400−500個程しか細胞がないので、臓器全てを機械に流したりもする。すると、いたずらにサイトメーターの前に座る時間が伸びる。この状態を孤独なサイトメトラーと名付けている。若いものは、HTSチューブで流して機械にお任せしていたりもするが、貴重なサンプル、機械に失敗されたらどうするのだと(実際、ごくたまに失敗している)、頑固な中年はどんなに退屈でも機械の前に座ることにしている。